1年後の日記
家が燃えて、何日経つだろう…
今ではすっかり野宿も慣れたが、あの日以来妻と息子には会っていない。
それ以前に別居状態ではあったが、さすがに寝たばこで自宅は勿論周りの家12棟全焼させる人間に同情の余地は無い。
愛想を尽かされた、とは正にこの事か。
殆どの蓄えを薬とMacに費やし、仕事も長続きせず、脂肪だけは着々と増え続け、頭は禿げ続け……。
こんな人間は生きていてもしょうがないと何度も自害を試みるが、痛みに耐える根性もない…最悪だ。
頭頂部がすっかり肌色になるとともに、ヒゲが凄い事になってる。
逆さまにしたらちょうどよいロン毛だ。
街の至る所で電源は確保できる事を知った。
何故iBookなんて持ち出したのか…
一生iBlogしたいのか。存在証明のつもりか?人間のくずが。
妻の実家にこっそり様子を見に行った。
知らない男が息子達と楽しそうに遊んでいた。
父親は取り換えがきくのだろうなとボンヤリ考えた。
とにかく風呂に入りたい…今の希望はそれしか思い浮かばない。