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0321

title_image  命名なんて大嫌い

このコラムのタイトルは、「ぼくが知りたいQ&A」というタイトルだ。
しかしながら、実際にそのタイトルに添った内容はこれまでの12回の連載の内、3回程しかなかった気がする。"気がする"とか言ってる時点で如何にタイトルを忘れてぼんやり書きなぐっているかが伺い知れるだろうと思う。

何を隠そう(隠しちゃいないが)、名前を付けるのが苦手だ。
このコラムの右下にある作品タイトルやペンネームを見て頂ければ一目瞭然だと思う。なんだこれは。ふざけているのか。と思われるかもしれない。散々悩んだ結果であり、他人に丸投げして提示されたものをチョイスした結果であり、天啓を受け瞬時にひらめいた賜物であり、つまりは命名の才能も選択するセンスも無し、私に憑いている命名の神はなんか寝そべって畳の目の数でも数えながらテキトウに啓示を呟いているようである。

いっつも何かしらの名前を付ける時には悩んでしまう。
例えば、何らかのキャラクターの名前などを決める時は、大抵誰かに丸投げしてしまう。
基本的に、人名に対するこだわりは皆無と言ってもいい。
寄生獣のミギーとは絶対話が合うはずだ。
どうしても自分で名付けねばならない時は電話帳などを使う。
バラバラーっとめくって、指を差し込み、そのページから再び目を瞑って指を差して名前を選んだり。
無難な名前くらいテキトウに付けりゃいいのだけど、「ユミ」がいいか「ユカ」がいいか…「由佳」か「由香」か…そんなことで1時間ほど余裕で考え込んでしまう燃費の悪い脳を搭載しているので、有る程度の決め打ち材料が必要だ。

キャラクターならまだいい。自分の子供を名付ける際は壮絶を極めた。 何ヶ月考えたかしれない。
何しろ、その名を一生背負って生きていかねばならない。昨今の親御さんは思い入れが強過ぎてどこの国の人間か分からぬ名前を好んで付ける傾向にあるが、何故こんなふざけた名前を付けたのか…とマウントポジションからバタフライナイフを胸元に突きつけられたりする状況は是が非でも避けたいところ。無難な名前を付けたところで、もうちょっとちゃんと考えろよとアイスピックを首の後ろから突きつけられるのは目に見えている。適度なオリジナリティが要求されるのだ。
字画なんてどうでもいいといえばどうでもいいのだけど、調べた結果漏れなく「大凶」だったらさすがに生まれて来た意味などを必要以上に考えてしまうと思われるので、その点も充分過ぎるほど考慮した。なんかもう、あまりに考え過ぎて途中で吐きそうになったりもした。でも子供の為だ…俺は死んでも名付けてみせる…!!と仕事そっちのけで考えたものだ。
仕事をしろと思う。

現在連載中の、定時制高校を舞台にした漫画のタイトルを付ける時も大変だった。ほぼ丸一日考えても全く糸口すら見つからない。タイトルは考えれば考えるほど硬直していく。みるみる寒くなっていく。
いい加減うんざりしたので、何かアイデア無いですか、と当時の担当編集者(30代後半・♂)に振ってみる。
他の仕事も押しに押しているので、もう丸投げでもいいや…と諦め半分で。
しばらくして、FAXが流れてくる。

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『一條様 私もいくつか考えてみました。

G.N.Baby〔グッド・ナイト・ベイビー〕
N.N.Night〔ナイナイナイト〕
がんばれ定時制!
・(以下悪寒がするので略)』

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うわああああああダメだ!それは絶対ダメだ!!
早く…今すぐ自分で考えなきゃ大変な事になってしまう!!(赤面&号泣)

必死に考えた末、もうちょっとマシなタイトルが出た。世界は広い。上には上がいる。私は井の中の蛙だったのかもしれない…。
ちなみに決定したタイトルは『4ジゲン』といいます。舞台である定時制高校の一般的授業数「4時限」とギャグの違和感を端的に示す「4次元」を合わせてどっちの意味も含ませるようにカタカナで…まぁこれもどうかと思うけどさ!!(赤面&脂汗)

さて、お気付きの方もいるかと思われますが、冒頭のようにタイトルとは全く関係のない文章がダラダラ続いて既に1725字に達している訳です。
これを機会に、次回より改題すべきだなと思う今日この頃なのです。

それではまた。
G.N.Baby

[初稿・2005.03.21/改稿・2006.07.05]

0311

title_image  樹海

髪を7ヶ月切っていない。

時間がない事はなかったが精神的な余裕がなく、何となく躊躇しているうちに7ヶ月。
いかにもこれから樹海に行きます的ヘアスタイルだ。

樹海には行かず、行きつけの美容室に行った。
行きつけというか、他で新たな床屋を開拓するのは面倒なので、一度思い切って入店した所へかれこれ5~6年通っている。

その間、髪を切ってもらっていた一人の美容師。
パッと見は、ヘラヘラ〜っとしたいい加減そうな兄ちゃんで、どこにでもいる今どきの20代後半。
が、最初からバッチリ希望通りの頭にしてくれたので、腕は確かなのだろうと思う。

「今日はどうなさいますか?」
「前と同じで…」

なんせ7ヶ月ぶりだ。
憶えていませんと言われても文句は言えないが、ちゃんと憶えていた。
ヘラヘラしていてもさすがプロだ。
1ヶ月…いや、最低3ヶ月に一度は来て下さい!と毎回言われつつ、数ヶ月後に樹海スタイルで赴くといつも苦笑いをされた。

ところで、美容師さんってそれがサービスの一環と思ってるんでしょうがやたら質問を投げ掛けてきますよね。
それに対しまるで友達のようにフランクに、ため口で答えるお客さんもよくいますよね。
どうなっているのでしょう?見かける度に不思議な生き物達だなぁと思う。
例に漏れず、樹海スタイルの私に対しても何らかの話題をやんわりと持ちかけてくるのだが、そう簡単に個人情報を漏らしてたまるかと朗らかに拒絶することにしている。

「一條さん、最近お仕事忙しかったんですか?長いこと来てなかったんで」
「まぁそんな感じですねー」
「一條さん、最近どんな音楽聴いてますか?ボク○○とか△△とか聴いてるんですよー。」
「昔の洋楽とか、最近のとか…まぁ色々ですねー」
「昔のというとどの辺り?」
「70年代辺りとか…最近のも色々」
「ジャンルは?」
「んー…何でも聴きますよ」
「一條さん、自分のこと何も話してくれませんよね」
「あははははははは」

私の職業が漫画関係である事はうっかり口が滑ってバレていたが、何の雑誌に載っているのか、ペンネームは、などと誘導尋問をされつつも、たいしたモノは書いちゃいないので、いつもはぐらかしていた。
しばらくすると気を遣ってくれているのか面倒になったのか、その類いの質問はしてこなくなっていた。

不意に、「そういえば、葉書届きましたか?」と尋ねられる。

「え…すんません…記憶に無いです…お店の案内ですか?」
「実は、来月いっぱいで退社するんですよ…実家の床屋継ぐんで、田舎に帰るんです」

東京で美容師をやっていたのは、元々家業を継ぐ為だったらしい。父親が最近亡くなって、母親が切り盛りしているが、そろそろ自分がやらないと、と。

へらへらしたあんちゃんだと思っていたけど、なんて親孝行な。

堰を切ったように、家庭の事、言っちゃいけない凄いお客の事(そして変な客リストの中に自分がしっかり入っている事…)、色々話を聞く。
これまで意識的に余計な事は話しませんオーラを出していた自分だが、意外性に富んだジャブの連発が効いて、不覚にも普通に喋ってしまう。

なんというか…
当たり前の事だけど、みんな家族があって、大事なものがあって、生き甲斐があって。
その為に努力して、力をつけて、自信をつけて。

地に足がつかずフラフラしているのは自分の方だ。

「実家の床屋継ぐ事になったら、漫画をいっぱい置きたいんですよ。 一條さんの漫画、いつか知ることがあったら絶対置きます。」

いやいや…置いたら色々苦情などがあると思うので……。

「胸を張って置いてもらえるモノが出来たら、送りますから」
はぐらかしたわけじゃなく、ほんと、そうしようと思った。

来月いっぱいかぁ…じゃあ今度こそ1ヶ月以内にもう1回切りに来ますよ。と言うと、

「そんな珍しい事があったら30%オフにしますよ!」

と言われた。

10%でも50%でもなく、30%。
きっと家業は上手くいくだろうなぁと思った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

……という日記を書いたのが、2005年8月17日。
もうすぐ7ヶ月目になるが、結局また樹海がよく似合う髪形に戻ってしまった。

新たに床屋を開拓するか、樹海へ行くか…
その答えはまだ……見つかっていない……

…いや、どうでもいいから早く切れ。うっとうしい。
 

[初稿・2005.08.17/改稿・2006.03.11]

0305

title_image  こ…幸太!!

うはー…
危うく(危うく?)小学校の頃の同級生がトリノオリンピックに出る所だった…

SBX(スノーボードクロス)
ニュージーランド選手権及びFIS公認大会で五十嵐幸太が6位入賞、長嶋勇也が10位の活躍

スノボのプロになった事は知っていたが、十年近く没交渉でその後はたまにネットで検索して活躍を見ていた。
ナショナルチームに入って世界で活躍していたとは…
残念ながら、その後のワールドカップで成績を残せずトリノオリンピックは逃してしまったようだ。(※いや、その前のヨーロッパカップ等でランキングを落としての代表漏れかしら。いや、仕組みがさっぱり分からない。ごめん。)

でももう一歩だったんだなぁ…(JCGMランキングでは、トリノ五輪SBX代表の千村格選手に次ぐ成績
あの幸太がなぁ…
小学校時代はよく一緒にファミコンしたりカンケリしたりロケット花火で撃ち合いしたりしたよなぁ…
元サッカー少年団の皆は元気でやっているのかしら…

なんだか急に懐かしくなった。
 

次は4年後…
スポーツ選手としてはギリギリかもしれないが、挑戦して欲しい。

頑張れ幸太。

でもここの写真はちょっと怖いぞ幸太。

0305

title_image  韓国語版殺し屋さん

なんか、勝手に韓国のマニアに翻訳されているわけですが。

http://overdread.egloos.com/1301818
http://overdread.egloos.com/1307571
http://overdread.egloos.com/1321172
http://overdread.egloos.com/1373040
http://overdread.egloos.com/1420256
http://overdread.egloos.com/1514514
http://overdread.egloos.com/1561124
(URLをコピペして行ってくださいまし)

韻を踏んでるやつとか、ちゃんと通じるように訳しているらしい(意訳もあるのかしら…ハングルはさっぱり読めないので分かりませんが)。
寄せられてるコメントをここで訳して読んでみると、それなりにウケたり呆れられたりしているらしい。
凄い!!通じるんだ!!

著作権のことを考えるとちょっとアレなのですが…ちょっと嬉しかったのでこっそりご紹介。
でも全部連載されるとちょっと困っちゃうかもしれないのでいっそ出版してくれれば良いなぁと思います>韓国の出版社さん

そういえば以前、台湾版とスペイン版の出版が決定したのですが、その後しばらく連絡が無い所を見ると、面倒で頓挫した可能性が……スペインは難しいだろうなぁ……「シシドレミ」とか…「加藤鷹」とか…


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